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対談ブログ「NDソフト丸尾選手」前編 [対談]

2018/01/25(木) 14:13rss

対談ブログ01

【 NDソフトアスリートクラブ 丸尾尚史選手 】

ランナーズエイドとご縁のあるランナーのインタビューブログです。自分以外のランナーが走ることにどんな風に向き合っているのかを知ることで、日頃の取り組みにひとつでもプラスにして欲しい。
ランナーズエイドは希望と安心に満ちたランニングライフのサポートを通じて、健体康心な社会づくりを目指します。
 

1.陸上をはじめたきっかけは?

 水泳練習のために抜けられる部活だった

後藤敏雄(以下、後藤):陸上をはじめたきっかけについてお聞きしたいんですけど、いつから陸上ははじめられたんですか?
 
丸尾尚史(以下、丸尾):本格的にはじめたのは中学一年で陸上部に入ってからですね。小学一年からスイミングクラブに通っていて、その先輩や友人がみんな陸上部に入っていました。学校に水泳部がなかったので、習い事で水泳の練習に行けるように、途中で抜けられる部活は個人種目のものがいいということで(笑)。
 
後藤:走ることよりも水泳をやりたかったんですね。興味もなかった?
 
丸尾:習い事は水泳、部活は陸上というかたちで中学三年まで水泳は続けました。走ること自体は好きで、他の人よりそこそこ速かった方なんで興味はありました。小学校でクラスの速い子たちを集めて駅伝や陸上大会にも出たりしていました。
 
後藤:速く走れることが嬉しかったり、走ることに前向きになれるキッカケの出来事なんかはあったりしましたか?僕の場合は小学校のときに、持久走大会でいつも4番手だった。あるとき母親が健康のためにジョギングをはじめたのね。遊び半分で一緒に走り出したわけなんだけど、小学校五年生の持久走大会でいきなり一番になっちゃって。そこがキッカケになって走ることにハマりだしたというのはあるんですよね。
 
丸尾:スイッチが入ったのは陸上競技をちゃんとやってからですね。中学一年の最初は同級生の女子よりも遅いくらいだったんですけど、だんだん記録も伸びてきて、やればやるだけ伸びていったのは面白かったですね。
 
後藤:水泳ではそうやって伸びることはなかったの?
 
丸尾:水泳でもそういう時期はありました。でも、陸上の方が周りに対して通用したっていうか。全道大会に出れたりもしました。
 
後藤:全道大会って、北海道広いし出るのは大変なことだったんじゃない?
 
丸尾:当時の北海道はそんなに陸上のレベルが高くなかったんです。標準記録を切れれば出られるという感じでした。3,000mでいうと10分ちょうどですね。一年生のときは無理だったんですけど、新人戦で推薦をもらって初めて出た全道大会では9分台を出しました。
 
後藤:僕は中学三年で3,000mが10分14秒だったんだけど、とても9分台とか出る気がしなかったもんね。地元の飯能で9分30秒台とかで走ってる人の意味が分からなかった(笑)レベルが違い過ぎちゃって。それで高校進学は陸上推薦の話が来たのかな?
 
丸尾:そうですね。来ました。中学三年のときは北海道で二番だったので。
 
後藤:え?二番!?すごいなそれ!
 
丸尾:順調に記録も伸びて、3,000mは9分01秒まで行きました。
 
後藤:えーーーーーーーーー!!!
 
丸尾:(笑)
 
後藤:めちゃめちゃ速いじゃん!そりゃ高校も放っておかないよね。それでいろいろな学校から声が掛かったわけですね。
 
丸尾:そうですね。東海大四高とか、いろんなところから話は来ました。
 
後藤:なるほどね。それで名門室蘭大谷高校への道が拓けたわけですね。
 

2.陸上をはじめて嬉しかったことは?

 3秒差の勝利

後藤:陸上を始めて嬉しかった出来事ってどんな事ですか?
 
丸尾:そうですね、嬉しかったのは最近だと二年前になります。今の実業団チームではじめてニューイヤー駅伝に出場したときは嬉しかったですね。わたしは走っていないんですけど、予選は本当に最後の最後まで接戦で。ボーダーラインで争っていて、最後は3秒差で競り勝ちました。
 
後藤:それはすごいね。ちなみに後ろのチームは?

丸尾:サンベルクスです。その前の年にサンベルクスに5秒差で負けていたんですよ。それでニューイヤー本戦に出られなかったんですよね。

後藤:個人的に嬉しかったりしたことはある?
 
丸尾:うーん、そうですね。やっぱり自己ベストを更新すると嬉しいですね。
 
後藤:やっぱりやってきた事の結果が出るときは一番嬉しいよね。
 

3.陸上をはじめて悔しかったことは?

 消極的なレース展開

後藤:逆に悔しかったなーと思ったことってどんなことですか?
 
丸尾:けっこう良い練習が出来てて、自己ベストを出せると思っていたレースでうまくいかなかった時とかですね。すごく悔しいです。
 
後藤:ここは絶対に取りに行く!みたいな時のね。そういうときの失敗って何が原因なんだろう。気負いすぎてペースが乱れたりとか?
 
丸尾:本当に調子が良いときは、記録を狙おうとして逆に抑えちゃうみたいな。前半の展開でですね。それで集団の前の方に行けなくなってしまって、そのまま上がることが出来なくなってしまって。
 
後藤:あー、リズム掴めずにね。
 
丸尾:はい。それで終わっちゃうのはもったいないなぁと思ったりします。記録を出そうと思って、前半に突っ込みすぎない様に消極的になってしまって。
 
後藤:逆に言うと、自己ベストが出るときのレース展開はどんな感じなの?
 
丸尾:トラックレースで自己ベストを出すときは、だいたい前から3番手辺りでずっと走っていて、先頭集団で走っていることが多かったですね。
 
後藤:先頭集団でいるときの心境って、キツイなぁとか思いながら着いてるわけ?
 
丸尾:自己ベストが出るときは、あまりそういう感情は出ないですね。何かを考えながらというより、夢中になっている感覚ですね。実はベストを出したレースの最中をあまり覚えてないんですよ(笑)
 
後藤:完全に集中しきって、入っちゃってる感じなんだね。スタート前は、レースの展開を予想するってこともしない?こんな感じでいけたらいいな、とか。通過タイムはこれぐらいで行こうかなとか。
 
丸尾:通過とかも考えないですね。
 
後藤:とにかく集団の前の方に着いて行って、良い位置で展開しようとか、そんな感じなのかな?
 
丸尾:そんな感じですね。
 
後藤:数字的な設定タイムに沿ってキチッと行こうというよりは、全体の流れを汲み取って前の方でゴールしようとか、そういう感じなんだね。
 
丸尾:良いときはいつもそんな感じで走ってますね。
 
後藤:わりと競技でやってる人たちって、動物的なところ強いよね(笑)
 
丸尾:(笑)
 

つづく


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山形県南陽市和田3369
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